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61.カモ=農薬の見方(その1)
もうかなり前になりますが、有機農法(organic farming)に使用されるカモ(dabbling duck)が農林水産省(Agriculture, Forestry and Fisheries Ministry)の定義では(by definition)農薬(pesticide)に分類される(be divided into)という話が報道されていました。ご存じの通り、作物(crops)にとりつく害虫(pest insect)をカモに食べさせて、農薬の散布量(application dose)を減らすなり、ゼロにする農法ですよね。表面的には(on a superficial level )バカらしい(absurd)としか言いようがないですが、考えてみると(come to think of it)結構奥が深い(profound)のではないでしょうか。現代社会(contemporary society)の矛盾(discrepancy)がここに凝縮されて(be condensed)いる、などとは言いませんけど(笑)。
1.常識的な観点から
普通に生活している分には、カモが農薬という発想は出てきませんよね。少なくとも私は凡人(little man)ですからそういった飛び抜けた(outstanding)考え方は出来ないです。記事の意図(aim)もそういう感覚に訴えるもの(多分)で、まあ、妥当な(pertinent)ものでしょう。ただし、常識的な考え方が必ずしも合理的と(rational)は限らないところに問題があります。さらに考えると合理的である事がいい事か、という課題(issue)も出てきますが(笑)
2.農水省サイドの視点
でも、農水省の立場からすれば、カモを農薬のカテゴリーに入れたのはそれなりに理由があるはずです。理由自体はそんなややこしいモノでなく、害虫駆除(pest control)という機能主義(functionalism)の観点から見ただけということではないのでしょうかね。書類上で処理するには(for proceeding on paper)それなりの合理性(rationality)があります。
3.報道サイドの視点
報道の役割として、社会の矛盾をあぶり出す(reveal)というものがあります。官僚の感覚が一般市民とかけ離れて(removed from)いる、というテーマは読者の共感を得られる題材(material resonated with readers)だし、目の付け所(the point where you have your eye on)としては悪くない。しかし、考えてみるとこの場合「何が問題なのか」が問題です。
(その2に続く)

