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69.見えない(invisible)コストの顕在化(elicitation)
郵便局の民営化(privatization)に当たってユニバーサルサービス(universal service)を維持するか、するとして、どの程度まで新会社に負担させる(burden)か、と議論になっていました。国鉄の民営化、JRへの移行でも不採算路線(loss- making route)の扱いや、整備新幹線(new bullet train projects)の公費負担(public burden)が問題になりましたがこれも同じ構図ですね。
かつては公共性の高い(highly public)事業を扱う場合、独占性(exclusivity)を認められる代わりに採算性(profitability)が低くても全てのエリアをカバーする事が要求される、そういう考え方が一般的だった訳です。
ところが経済成長が頭打ちになっ(reach the ceiling)てそういうシステムがうまくいかなくなってきた。競争原理(principle of market mechanism)を持ち込んで改革(reform)への動機付けをしなけば-。経済大国(economic power)になった日本の市場に対する参入障壁(entry barrier)への非難、市場開放(market opening)への外圧(foreign pressure)と相まって(correlatively)公共事業(public projects)の民営化を含む規制緩和(deregulation)の促進という流れが出来てきた、というのがこの20年位を見る一つの視点ではないかと思います。
例えば自動車保険(car insurance)で、(統計的に)事故の発生率(incidence rate)が少ない優良ドライバー、サンデードライバーに低額の(low)保険料(insurance fee)を提示する(offer)というビジネスモデル(business model)が出てきたのもその流れの一つでしょう。裏返せば事故発生率の高いドライバーの保険料は割高になる、あるいは特段差別化をし(differentiate)ていない保険会社にしわ寄せが行く(take a toll on ~)ことになるわけです。
この流れ(trend)は当分変わりそうにありません。ところで一つ思うのは家庭を持つ事もユニバーサルサービスを維持するのと発想は似ているのではないか、ということです。パートナーに求める要素を分解(break down)、検討すると一人のパートナーが全ての面において満足の行く(satisfactory)レベルであるとは限らない。むしろそういうケースはまれでしょう。私はどちらかといえば専業主婦を求めるタイプではありませんが、家庭内(domestic)分業(division of labor)がはっきりしている方が例として挙げやすいので、専業主婦を例に取ります。(当然夫に求められる役割もあるわけですけれど)
専業主婦に求められる役割(role)
・家計管理(family budget management)
・家事(household duties)
・育児(child-rearing)
・地域(community)、親族(kin)との付き合い(association)
・セックスパートナー
・家庭的な癒し
といったところでしょうか。もし、それぞれの分野について別々に満足できるサービスを受けられるとしたら、全てを満足できるかどうか疑問のある相手と一緒になるメリットは低下しますよね?逆に自分自身がパートナーの求める要求水準(demand standard)を満たせなかったら?お金目当てで付き合って(go out with for money)いたけど相手の金回りが悪くなったら(get badly-off)サヨナラというの典型的な(typical)例でしょ(笑)?
愛がそういう計算を乗り越えられるか、私には自信をもって断言は(assert with confidence)できないです。ハイ。

